グループLINEに招待されたものの、もう退会したいと夫が言う理由

昨年の夏だったでしょうか。夫のもとに一通の封書が届きました。差出人は夫の同級生。私も同じ学校を卒業しているので、私も知っている人物です。
年賀状が来ることはあっても、封書というのは珍しいです。夫が急いで開封してみると、同級生の携帯電話の番号やアドレスなどが記されていて、連絡が欲しいということでした。
📱夫が同級生たちのLINEに招待されたが
学校を卒業してから40年、夫の友人たちはたまに集まっているとのこと。夫もぜひにと誘われたのです。これからはLINEで連絡を取り合おうと、友人たちで作っているグループLINEにも招待されました。
夫も最初は驚き、次には懐かしさを覚えたのでしょう。素直にグループに加わったのですが、そのとき違和感も覚えていたようです。
同級生たちはすでに定年退職を迎え、悠々自適の生活を送っていました。集まるときは都内の高級中華料理屋を予約。夕方早い時間から宴会を始めます。
夫の休みは直前にならないとわからない上、曜日が決まっているわけでもありません。いつ休みになるかがわからないので、約束はしにくいのです。
グループに加わるときには、すでに「日程も合わなさそうだし、飲み会があっても参加できないな」と言っていました。自分と同級生たちでは生活が違う、とも。
まあ、毎回飲み会に参加しなくても『いつか会えたら楽しいのではないか、そのときまでLINEでつながっていればいいだろう』と思っていたのです。そして、そのままグループLINEのことは忘れていました。
🙅♂️もう退会したいと言い出した夫
そして、約1年が経った昨日のこと。夫がもう、グループを退会しようかな、と言い出しました。常に誰かがトークをして、それに別の誰かが返事をしている。その度に通知音がなってうるさくてたまらないと言います。
「通知音をオフにしたらいいんじゃない?」と言ったところ、夫はそのトークの内容も嫌だと言うのです。夫が嫌だと言ったトーク内容、それは海外旅行をした、プロ野球を観戦したなどという充実した生活のお知らせ。そして、それに対しての賞賛の言葉。
「このご時世、よくこんなに旅行ばっかりできるよな。それにこれからずっとこんな生活をするのかな。俺は嫌だね」と夫は言っていました。
そんなトークに何も言う気にならず(まあ、賞賛できなかったわけですね)、招待されて以降、夫は1度もトークしたことがなかったそうです。
つまり40年も経って、同級生たちと夫の価値観は変わってしまったということなのでしょう。何か仕方がないような気がします。違う道を走り続けたもの同士、気が付いたらずいぶんと離れた場所に立っていたということもあると思います。
👵考えてみると自分も同じ気持ちだ
それは私も同じこと。私も同級生から、子どもが結婚したとか出産したとか聞かされれば、複雑な心境になるし(我が家の娘はフリーターと引きこもりだから)、何と返事をすれば良いのかと考えてしまいそうです。
自分の今の境遇や気持ちを相手に伝えれば、多分戸惑われるだろうし、下手をすると嫌な気分にさせるかもしれません。そうならないためには、静かに離れるのが良いのでしょう。
しかし、せっかく連絡を取れるように尽力してくれた同級生には申し訳ないですね。もともと彼は年賀状すら出さなくなった夫を心配、封書を出してまで連絡しようとしてくれたようです。
LINEを退会したら、『どうしたんだろう』と心配させるかもしれないです。それとも約1年、1度もトークをしなかったことで、夫があまり乗り気でないことがわかったかな…
夫は別に退職後に旅行や野球観戦に行くのを否定していたわけではありません。一生懸命に働いた人が退職後に人生を楽しむのは当然の権利です。ただ、世の中にはいろいろな状況の人がいるってことですね。
私自身もそれを忘れないように気を付けて生きていきたいと思います。
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